本と韓ドラのメモ

読んだ本、視聴したドラマの記録。

本⑥ 卵の緒(瀬尾まいこ)

「卵の緒」という本を読んでみた。

「僕は捨て子だ」という始まりで一気に引き込まれ、温かくて優しい話であっという間に読み終えたが、余韻が残る素敵な本だった。会話の文章が多いのも読みやすかった。

 

卵の緒と7"s bloodという2つの話。血の繋がらない家族だがお互いを大切にしていて、温かくてちょっと切ない物語だった。どちらも母親がおおらかで、出てくる子供はみんな素直で健気で愛おしくなる。そして出てくる料理がとても美味しそうだった。

卵の緒では、自分が捨て子だと思っていた育生に「たくさん愛されてて幸せだね。素敵なママだね。」と言ってあげたい。そして育生のイメージが後に出てくる父親にそっくりだと思った。

 

7"s bloodでは、七生が愛おしくてたまらなかった。愛人の子である彼は育った環境からか少し子供らしくないところがあるが、それも彼なりに一生懸命に生きた結果。二人の場面、特に七子と二人で腐ったケーキを食べたり、母親が亡くなってから眠れない七子を夜の散歩に連れ出したり、お互いに髪の毛を切り合ったり、最後の別れの場面など情景が強く心に残っている。11歳の子供なのにそっと寄り添うことができる七生。きっと育た環境もあるだろうけどね。昨年読んだ「ヨルノヒカリ」を思い出した。また二人が会える日が来ると良いなと思った。

 

hontodoramato.hateblo.jp

 

神戸市立森林植物園のアジサイ

先日森林植物園のアジサイを見に行った。

以前からアジサイの時期に一度は行ってみたいと思っていてようやく叶った。

しかし今年は予想外の梅雨明けの早さで、当日も雨より暑さを心配しなければいけないほど朝から蒸し暑く、後ろ向きな気持ちと戦いながらエイッと家を出る💦

電車とバスを乗り継いで森林植物園に到着すると、日陰も多く思ったほどの暑さはなく、あちこちに椅子やテーブルがあって休憩しながら散策できた。

この暑さではアジサイも終わってるんじゃないかと少し心配だったが、いろいろなアジサイを楽しむことができて大満足。

 

特に見事だったのはアナベル。どこまでも続くようなアナベルの丘。


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色とりどりのアジサイ。やっぱり青系が好き💙


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梅ジャムを作った

ジャムでも作ってと梅をいただいた。 

袋を開けてみると完熟梅の良い香り。傷みかけたものもあってこのまま置いておくわけにもいかずさっそくジャムを作った。


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梅ジャムは初めてで、こちらのレシピを参考にさせていただいた。

www.sirogohan.com

 

梅は洗ってヘタを取り15分茹でるとあるが、5分も茹でると皮が破れ始めた。十分柔らかくなっていたのでそっと梅をあげる。少し冷めたらスプーンで実をこそいで種以外の全量を測ると560gだった。砂糖は三温糖310g。甘さあっさりめの60%より少なめ。梅と砂糖を鍋に入れて30分ほど煮て、ジャムの瓶とガラスの保存容器にいれた。

ゆるめのジャムが好きなのに、今回は少し煮すぎたようで少し固めになってしまったのが残念だが、夏にピッタリのジャムになった。

 

今年の冬に初めて柚子ジャムを作ったのだが、甘くて酸っぱくて苦味もあってとても気に入った。柚子がなくなるとイチゴジャム、次はレモンジャム、甘夏ジャムと作った。市販のジャムもたまには買うが、ちょっとたよりない。やはり手作りだと甘さも調節できるし果物そのものの味が残るのでヤミツキになる。