本と韓ドラのメモ

読んだ本、視聴したドラマの記録。

韓国映画 死体が消えた夜

キム・ガンウとキム・サンギョンが演じているのなら見るしかない!と思って見始めたがとてもおもしろかった。

 

財閥2世で大手製薬会社の会長を務める妻から所有物のように扱われることに不満を抱いたジンハン(キム・ガンウ)は、教え子の女子大生との不倫に走っていた。その教え子の妊娠で妻と別れなければならなくなり、そのためには妻を殺すしかないと考えた男は証拠が残らない薬で妻を殺した。思惑通り病死として処理され安泰かと思われた矢先、遺体安置所から妻の死体が忽然と消えてしまう。男は次第に妻は生きているに違いないとの思いに囚われていく。遺体が消えた謎をめぐって繰り広げられる恐怖の一夜を描いたミステリー。

 

取り調べが始まり、とぼけた感じのベテラン刑事(キム・サンギョンがピッタリ)の執拗な尋問にどんどん追い詰められていく。そして死んだはずの妻から電話やメールが来たりと奇妙なな事が起こるので、妻は生きているのかもしれないという思いが強くなっていく。憔悴しきったジンハンは、全てお見通しだった妻に不倫相手が殺されると刑事に助けを求めた。そして妻は生きていて僕たちを弄んでいると刑事に訴えるが・・・。

 

キム・ガンウ演じる男が追い詰められていく過程に息を呑みながら、その迫真の演技にすっかり引き込まれていたところで、そして妻が生きているかもと強くにおわせておいて「えっ」というもうびっくりの展開。ジンハンはハメられたのだった。綿密に立てられた計画に。

キム・ガンウだけに集中していたからホントにもう・・・。

 

そしてもう一つの話は、2007年7月に起きた人身事故の話。事故後行方不明になったのがベテラン刑事ジュンシクの元婚約者。一緒にいた妹はかろうじて命をとりとめ、ジュンシクと共に長い年月をかけて復讐計画を立てていたのだ。運転していたのはジンハン夫妻。

亡くなった婚約者の妹が計画のためジンハンに近づき不倫相手になったが、殺そうと思って立てた復讐計画のためなら何でもできるのか?ジュンシクも妹も遺族で被害者なのだが、人身事故と遺体遺棄、殺人と罪深いがこの期に及んでも不倫相手をかばい命を守ろうとしたジンハンと、いったいどっちが悪なのか?ジンハンに同情してしまった。

 

結局男は殺人死体遺棄の疑いで捕まるが、「死体が消えた夜」は刑事の婚約者が消えた夜であり、男の妻の死体が消えた夜でもあったのだ。